私がETS手術を受けたのは20代前半の頃です。平成28年現在では30代後半になってしまいました。本投稿ではその後の状態について書いていこうと思います。
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手術後の手掌多汗症について
ETS手術を受けたことにより、手のひらの汗は完全に止まりました。これは術後すぐの状態について投稿した記事でも書いた通りです。以来約10年少々、手のひらには一切汗をかいていません。
ETS手術を受けても、一度の治療では再発(神経が再生)してしまうこともあるようですが、私に今のところその兆候はありません。
また、手術とそれに伴う一週間程度の通院以降、手掌多汗症… というより、「多汗」に関しての通院や服薬、治療経験はありません。
一方で、足の裏の汗は現在も止まっていません。こちらも術後すぐの投稿記事で書いた通りです。発汗量は相変わらずですが、手汗が止まった分「つられ発汗」がなくなったからか発汗機会は若干減ったかな、くらいには思います。
代償性発汗の変化
術後の投稿記事では「発汗部位」について、次のように書きました。
私の代償性発汗では、
- 顔
- 首筋
- 脇
- 胸
- 背中
- 太股
- ふくらはぎ
- 足(足は元々)
…と、あらゆるところにかきます。
発汗量については、次のように書いています。
発汗量ですが、これも健常の人と同じ傾向です。
- かかない
- しっとりかいている
- じっとりかいている
- 流れるようにかいている
こんな感じで分類できます。個人差はあれど、一般的な健常者の発汗と類似していると思います。問題なのは「じっとりかいている」、「流れるようにかいている」機会が普通の人より多いということです。
「発汗部位」については10年経過した今も変化はありません。もっとも、発汗部位は健常者と同じであり、変化がないのも頷けます。
一方で代償性発汗の「発汗量」については多少の変化が見られたように思います。
加齢、生活環境、その他個人の体質などにも関わるものだと思いますから、一概に歳月の経過で代償性発汗の発汗量が変化する、と言うことを保証するものではありませんが、率直に言って、発汗量は減ったように感じます。
発汗量の低下
日常生活の中で、術後すぐと現在を比較すると代償性発汗は減ったように感じています。それでも一般の人と比較すればやはり発汗量は多いですが、日常生活を送る上で「支障を来す」と言うようなシーンはほとんどなくなりました。
それでも夏場はYシャツの背中が張りつくようなことはありますし、夏場の会社帰りなどでは、駅のホームでそっと胸や背中を服の下から直接触ってみればびっしょりと汗をかいていたりします。
でも、夏場に衣服が汗で濡れているのは、そんなに珍しい光景ではないですよね。「汗っかきなんだ」で済むくらいのことです。それに春や秋など涼しい季節は比較的快適に過ごせます。
ただし、手術を受けてから今日に至るまで、グレーの服は着ていません。やはり服の素材や色を気にかけていないかと言えばウソになります。それでも、この程度のことはなんでもないことです。
また特に変化が著しいのは就寝時の発汗についてです。術後~一年目の頃についての投稿では、「暑い訳でもないのに就寝中に多量の発汗をする。衣服や寝具がぐっしょりになる。」と記述しました。
このようなことはほとんどなくなりました。もちろん、就寝中も発汗していない訳ではないでしょうが、「おねしょをしたような」と比喩したほどの発汗はありません。
長くなったので「ETS手術から10年後の代償性発汗(現在)②」に続きます。
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