それはお盆を前にした週末、夕食前のことでした。
今、娘ちゃんは絶賛「イヤイヤ期」真っ只中でして、それはもう、結構なイヤイヤ振りや絶叫をしてくれます。
また、腹を立てた娘ちゃんは、何故かその頃「怒るとトイレの補助便座の上にまたがる」を発動していました。
その日も些細なことから娘ちゃんが「イヤイヤ」を始め、大興奮となり。
やはり補助便座の上に乗って泣き叫びました。
この時期、多少泣き叫ぶのは仕方ないと思いつつ。
トイレの上で泣かれては、落ちて怪我をしたり危険です。
そう考えた私は、とりあえず廊下に連れ出そうと両脇の下に手を入れて持ち上げました。
しかし。
怒る娘ちゃんはカニ挟みのように両足で便座を挟み込み、持ち上げられない様に抵抗します。
そうは言っても危険です。
なだめながら、多少強引に持ちあげます。
すると、丁度UFOキャッチャーのアーム部が娘ちゃんの足のように。
両足に補助便座を挟んだまま娘ちゃんが持ち上がりました。
この時も絶賛大絶叫中ですからね。
とりあえず仕方ないかと、そのまま廊下へ運び出しました。
廊下へ出て、「この辺りに下ろそう」と考えた矢先の出来事でした。
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ご丁寧に指一本にクリーンヒットする
娘ちゃんが足で挟み込んでいた補助便座を手放したのです。
いや…、足で持っていたから、足放した?
いやいや、そんなことはどうでもいいのです。
私の目線辺りまで持ち上げていた娘ちゃん。
その娘ちゃんの足に挟まっていた補助便座。
これが、ストンと落下したのです。
その瞬間、右足親指に激痛が走りました。
ああああああああああ。
書いてても痛い。
いえ、もう痛みは無いんですけどね。
思いだし痛い。
教訓。補助便座は軽い方がよい
私が子供の頃は、素っ頓狂な顔したアヒルか何かの補助便座、ないしはオマルだったと勝手に想像しますが。
最近の補助便座は実に多種多様です。
私が購入したのは、娘ちゃんの好きな、頭がアンパンで出来た、「アイツ」がテーマの補助便座です。
この補助便座にはいくつかスイッチが付いていて、押すと「アイツ」が応援してくれたり、テーマソングが流れたりします。
何が言いたいかっていうと、ただのプラ製補助便座より、重いんですよね。スピーカーやら無駄な機能満載で。
こいつが、足の指、爪の付け根あたりに一点クリーンヒットしたんです(涙
せめて足全体にぶつかったならもう少しマシだったと思うのですが。
一点に全勢力を注ぎこまれました。しかもつま先。
その日は氷で冷やしながら夕食を取り、寝床に入りました。
しかしいつまでたってもじんじんとした痛みがひかず、なかなか寝付けませんでした。
寝ても治まらない… 折れてる??
寝て起きれば痛みは引いていると思ったものの。
起きても変わらずじんじんとした痛みが続きました。
人生において骨折した経験はないものの、よく手を骨折する同僚の話では「気付かない内に折れてた」「平気だと思ってたけど折れてた」などと話を聞いていたこともあり。
もしかして折れてる可能性もゼロではないのだろーか?
変に骨がくっついてはコトだという考えもあり、念のため病院へ行って来ました。
幸いお盆の土曜日でしたが通常診療していました。
問診を記入し、待合室にいると妙齢の看護師さんが近寄って来て。
「もう少し詳しく症状を教えてください。あ、今見れますか?」と。
待合室で靴下を脱ぎ、足を見せます。
この時既に足は発汗しています。
いや、ちょっと待った、触らない方がががががが
椅子に腰かけ、靴下を脱いだ私の前にしゃがみ込む看護師さん。
「ああ、なるほどココですね」と言いながら軽く足を触れてきます。
(-----!!!)
※声にならない心の声
(あー、触っちゃった。あー。)
「比較のため、もう片方の足も見せて頂けます?」
「あ、はい」
もう片方の足も靴下を脱ぎます。
(-----!!!)
(そっちも触るのか、触っちゃった。あーー!!)
「分かりました。では診察までこちらでもうしばらくお待ちください」
「は、はい」
妙齢の看護師さんは特に何かの素振りや表情を見せるでもなく、去って行きました。
(むぅ~…)
私、手掌多汗症なんです!
小一時間ほど待つと診察室より番号が呼び出されました。
入室して椅子に腰かけると、木箱の上に素足を乗せるよう言われます。
今回は男の医師です。
診察では間違いなく触れるでしょうから、先生へ先制攻撃です。
「あの、今回の怪我と全然関係ないんですけど、私多汗症で、昔手術したんですけど、足汗は相変わらず凄いので…、すいません」
「多汗症…?手術…?どんな手術ですか…?」
「ETS手術って言う、汗を止める手術で…」
「申し訳ないですが私はその手術については知らなくて。簡単に教えて貰えますか?」
「あ、はい、脇の下から内視鏡を入れて、副交感神経を…」と簡単に説明しました。
「なるほど、分かりました」
このやりとりの内容自体に意味はありませんが、話してしまえば気持ちは楽です。
医師「ではレントゲンを撮りますので、あちらの待合室で待って頂いて、呼ばれたら入室してください」
「はい」
私、超汗っかきなんです!!
レントゲン室ではまた別の男性技師でした。
長椅子に女の子座りのように腰かけ、右足をレントゲンの下に放り出します。
この時、足の下にはプラ製?ゴム製?の何か特殊な板を置かれました。
(う~む…)
技師「すいません、痛むかとは思うんですが、親指以外はなるべく開いて、親指だけを撮りたいんです。大丈夫ですか?」
私「あ、はい。それですいません、自分、超汗っかきなんですが…」
技師「ああ、汗はいくらかいても大丈夫ですよ」
(ふぅ…)
結局レントゲンは3回撮影し、足の下に敷く板も都度交換しました。
不幸なのはかかとを下に足を置くのではなく、親指側(内側)全面を下に付けるように足をおくことで、板はびしょびしょです。
男性技師には多汗のことを話していましたが、この板を交換しに来る女性看護師は聞こえていたかどうか。
引き取った板を奥に持って行きましたが、「なんでこんな濡れてんだろう?」と不審がられたかな。
ちなみに足の指を開いて固定する際、技師は発泡スチロール製の道具(棒)を使っていました。
これは私が多汗だから、っていうことではなく、いつもそうしているようでしたが。
多汗症は本当にQOLを下げるな
毎度毎度書きますが、40前のオッサンですらコレですからね。
若い女性とかを考えると、同じ多汗症ながら本当にお気の毒です。
それとも私がうじうじしているだけ?
まぁ、多かれ少なかれ、多汗症でQOLが下がるのは間違いないですよね。
やはり医師でも多汗症やETSなんてほとんど知らない状態ですしね。一般の人なんて言わずもがなです。
足汗、もうちょっとどうにかならないかな~…。
余談ですが、足の指は骨折しておらず、ただの打撲でした。
今は爪が真っ黒な状態です。
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